歴史文化
「社参」 練行衆10人が一列に 大仏殿や開山堂など諸堂巡拝 - お水取り2024
東大寺二月堂(奈良市雑司町)の修二会(しゅにえ=お水取り)で、前行「試別火(ころべっか)」に入り最初の朝を迎えた21日、練行衆(れんぎょうしゅう)が境内の諸堂を巡拝して行中の無事を祈る「社参(しゃさん)」があった。
午後1時、初めて参籠する新入(しんにゅう)を除く練行衆10人は、宿舎の別火坊を出発。和上役の上司永照さんを先頭に一列になって境内を巡り、大仏殿や天皇殿、初代別当・良弁僧正を祭る開山堂などを参拝した。途中、小さなほら貝を吹き鳴らした。
この後、二月堂下の湯屋で入浴する「試みの湯」の作法を行ってから二月堂の舞台に上がり、聖武天皇陵(奈良市法蓮町)を遥拝した。