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【速報】亀田氏再選 支持者と万歳三唱 - 橿原市長選

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再選を決め、支持者と万歳をする亀田忠彦氏(中央)=22日午後10時40分、橿原市久米町の選挙事務所

 任期満了に伴う橿原市長選挙は22日に投開票され、現職の無所属、亀田忠彦氏(51)=自民推薦=が元職の日本維新の会、森下豊氏(65)を破って再選を果たした。前市長の森下氏は前回無所属だったが、今回は維新の看板を掲げて亀田氏と再び対決。事実上の「自民対維新」の政党対決となり、市役所本庁舎の建て替え問題などを巡って激しい舌戦が繰り広げた。投票率は44・80%で前回(41・67%)を上回った。

 

 亀田陣営は同市久米町の選挙事務所に大勢の支持者が集まり、開票結果を待った。午後10時35分ごろ、当選確定の一報が入ると、亀田氏は支持者とともに万歳を三唱し、感謝の気持ちを伝えた。

 

 市長選で争点となったのは、市役所本庁舎の建て替え問題。亀田氏は公費負担をせずに民間活力を導入した複合施設としたい構想を示し、森下氏も速やかに現地で建設したいと訴えた。

 

 また亀田氏は、新庁舎にかかる多額の税金を子育てや教育の環境、高齢者サービスの充実にまわし、市をPRするための世界遺産登録や国民スポーツ大会に向けた市内スポーツ施設の整備の必要性などをアピール。

 

 一方の森下氏は、維新が掲げる市長退職金ゼロなど政治家の身を切る改革や税金の使途の見直しなどで生み出した財源を、市内の小中学校給食費や18歳までの医療費の無償化といった子育て、教育支援などの未来投資につなげたいと訴えたが、及ばなかった。

 

【亀田忠彦氏の略歴】

 1972(昭和47)年9月生まれ。神戸市出身。天理大学体育学部卒。県内の県立高校で保健体育の講師として勤務した後、1998(平成10)年から2012年まで衆院議員の田野瀬良太郎氏の秘書を務めた。その後、田野瀬氏の地盤を受け継いだ次男・田野瀬太道氏の公設第一秘書。15年4月の県議選橿原市・高市郡区で初当選し、19年4月に再選。任期中の同年10月の市長選に立候補し、初当選した。久米町。

 

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