歴史文化

文化財守り 継承を 奈良博で特集展

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木の割れや隙間の修理を行った「金銅装山伏笈」=奈良市登大路町の奈良国立博物館

修理の館蔵品など公開

 

 奈良国立博物館の特集展示「新たに修理された文化財」がきょう1日から、奈良市登大路町の同館で開かれる。文化財修理に関する取り組みを知ってもらい、未来へと継承していくために毎年開催。令和2年度までに修理された館蔵品、寄託品の中から10件(うち重要文化財3件)を公開する。27日まで。

 

 法徳寺から同館に寄託された「文殊菩薩坐像」(鎌倉時代)は彩色層、截金(きりかね)の浮き上がりの剥落止めや脇腹の虫穴を詰める作業を行った。また底板を新調して天衣の安定を図った。同像は春日大社の若宮の神の姿ではないかと伝わる文殊菩薩。知恵の象徴である五つのまげを結う童子形。奈良にゆかりのある仏師善円らの作風に通じる。

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