国原譜

GW期間中、遠出はできなかったが、テレ…

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 GW期間中、遠出はできなかったが、テレビでは旅や鉄道関係の番組も結構あり、自宅で旅気分が楽しめた。長旅につきものの駅弁の話題もあった。

 

 奈良の駅弁といえば吉野口駅の「柿の葉寿し」が頭に浮かぶが、今は駅売店がなく、駅では買えないようだ。昔は奈良や王寺駅でも駅弁があったように記憶する。

 

 家の本棚で先日、1991年のJTBの「旅」という雑誌の4月号付録を見つけた。「おいしい駅弁(最新版)150選」というタイトルの小冊子で、その中に「珍弁コレクション」として奈良駅の「おでん弁当」が紹介されていた。

 

 9月から3月の季節販売で、当時の駅舎の「一階の待合室の片隅に精宏軒の売店があって、蒸籠(せいろう)で湯気を立てて『おでん弁当』の保温につとめている」との記述。

 

 中が段違いになった「釜」(陶器)にコンニャク、玉子、かまぼこ、ゴボウ天、厚揚げ、三色串天が串ざしの形で入り、別の小さな容器に「しそ御飯」が入っていたという。

 

 通勤で毎日、奈良駅を利用していたのに何たる不覚。当時の価格で「定価830円」とあった。(恵)

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