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OSK日本歌劇団 翼和希トップ就任記念公演「レビュー in Kyoto」 - 京都南座で29日まで公演中

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ラテンの客席降りで観客にアピールする翼和希(手前中央)((C)松竹)

 京都市東山区の京都南座でOSK日本歌劇団による「レビュー in Kyoto」が上演されている。同公演は2024年9月にトップスターに就任した翼和希(つばさ・かずき)の就任記念公演。同年10月の山口県岩国市を皮切りに、シンガポール(2025年1月)、愛知県名古屋市(同3月)、香川県東かがわ市(同3月)と国内外で上演してきたレビュー『レゼル Les Ailes』(北林佐和子作・演出)の最終公演として、新たな場面、新たな演出、新たな出演者を加えた豪華な『南座バージョン』を贈る。

 

 また、同公演は25日開幕予定だったが、翼の体調不良により3公演を中止し、26日午後の部からの上演となった。初日は1日半遅れたが、完全復調した翼はじめ30人の劇団員はパワー全開、熱い舞台を展開している。公演は29日まで。

 

 天使の羽が舞う中から翼が『誕生』する幻想的な幕開けから情熱のラテン、南座公演のために挿入された『ヤマトタケル白鳥伝説』や黒燕尾の男役による群舞、そしてフィナーレへと展開する盛りだくさんな75分。スピードとパワーで魅せるラインダンスも南座バージョンとして一新された。今春、研修所を卒業した101期生3人も出演している。

 

天使の羽の中から翼が『誕生』する幻想的な幕開け((C)松竹)

 

黒燕尾の男役による群舞((C)松竹)

 

 『レゼル Les Ailes』はフランス語で「翼」の意味で、トップスター翼の芸名にちなむタイトル。「翼という字は『異なる』の上に『羽』。人と異なることを恐れず、様々な出会い、新しい経験に揉まれ洗われて、大きく羽ばたきたい」という命名の由来を知った北林が意図的に異なる要素をちりばめた演出で、翼の門出を力強く支えている。

 

夢を叶える力を描いた「ウィングステージ」の一場面((C)松竹)

 

翼(左)と娘役トップスター千咲えみ。同期コンビのデュエットダンス((C)松竹)

 

フィナーレは1930年(昭和5年)から歌い継がれているOSKのテーマソング「桜咲く国」((C)松竹)

 

~~OSK日本歌劇団「レビュー in Kyoto」~~
29日まで。午前の部=11時30分開演、午後の部=15時開演。1等席8500円、2等席5500円。
チケットホン松竹=電話06(6530)0333、チケットWeb松竹=https://www1.ticket-web-shochiku.com/t/ で受け付け。

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