「分校は地域が築き上げてきた宝」 山辺高校山添分校、本校化と存続を求めて 奈良県山添村で講演会
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役割と意義再確認
奈良県山添村大西の村立奈良県立山辺高校山添分校の「本校化」と存続を求める村議や卒業生らの住民団体が16日、同村役場で今後の同分校について考える講演会を開いた。同分校は「設置者(村)と管理者(県)が異なるのはおかしい」との県教育委員会などの指導を受け、村立高校として本校化し存続するか、廃止・閉校かを巡る議論の中で岐路に立たされている。村の「分校のあり方委員会」は23年9月に「存続」を答申。村は本年度末にも最終判断するとみられ、この日の講演会では関係者らが分校の役割などについて熱く語り合った。