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堀田陽生が2大会連続2冠 組手 一般の部 型 中学・一般の中・上級 - 空手道市川道場錬成大会 第29回組手試合・第2回型試合

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組手小学1年の部決勝・上段蹴りを狙う森遥生=ロート奈良第二武道場

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 空手道市川道場錬成大会の第29回組手試合と第2回型試合が1日にロート奈良第二武道場で開かれた。組手一般の部では、前大会に続き中学生ながら出場した同道場大宮本部の堀田陽生(14)が、今大会でも同部門を制し一般の部2連覇、組手試合としては9連覇を果たした。また型試合の中学・一般の中・上級でも前回に続き優勝し、2大会連続で組手・型の2冠を達成した。このほか、小学1年の森遥生(松井山手)、同3年の井上睦斗(真美ケ丘)らも組手・型の2冠に輝いた。

 

 大会には幼年から一般まで約100人が参加。各部門で日々の鍛錬の成果を披露した。開会式では同道場の市川雅也師範が「相手がいて初めて試合ができ、勝つことができる。また相手の悲しい気持ちの上に勝利があることを忘れてはならない。強さだけでなく品格を普段道場で磨いていることと思う。礼節を欠くことのないようにしてほしい」と改めて道場の信念を伝えた。

 

 各部門決勝戦の前には市川師範による演武も行われ、手刀や至近距離からの寸勁(すんけい)での瓦割り、束ねられたバットを蹴りで折るなど、会場を大きく沸かせた。

 

 

【組手】

▽幼年 

(1)菅野桜禅(松井山手)

(2)松本青空(大宮)

(3)北乾真(真美ケ丘)

(4)野口蒼真(大宮)

 

▽小学1年 

(1)森遥生(松井山手)

(2)中野一星(真美ケ丘)

(3)徳山咲良(松井山手)

(4)中川みのり(真美ケ丘)

 

▽同2年 

(1)佐々井唯翔(真美ケ丘)

(2)山崎好誠(同)

(3)広田晴飛(松井山手)

(4)増尾梨紗(大宮)

 

▽同3年 

(1)井上睦斗(真美ケ丘)

(2)大原湊斗(大宮)

(3)菅野泰禅(松井山手)

(4)森瑛麻(同)

 

▽同4年 

(1)中川航汰(真美ケ丘)

(2)樋口絢仁(同)

(3)山田恭由(大宮)

(4)吉野碧(真美ケ丘)

 

▽同5年 

(1)出原優太(大宮)

(2)芦田壮吾(同)

(3)中堀凱翔(真美ケ丘)

(4)梅ケ辻颯(同)

 

▽同6年 

(1)北中悠翔(大宮)

(2)徳野遥輝(松井山手)

(3)渋谷瞭(大宮)

(4)岸田真美愛(真美ケ丘)

 

▽中学 

(1)高畑健斗(大宮)

(2)辰己凛太郎(真美ケ丘)

(3)中川晴渡(同)

(4)藤山楓(松井山手)

 

▽一般 

(1)堀田陽生(大宮)

(2)菅野和哉(松井山手)

(3)三島太一(大宮)

(4)高谷昌秀(松井山手)

 

【型】

▽幼年 

(1)野口蒼真

(2)北乾真

(3)松本青空

(4)勝部明優(真美ケ丘)

 

▽小学1・2年初級 

(1)神田龍希(松井山手)

(2)増尾梨紗

 

▽同中・上級 

(1)森遥生

(2)佐々井唯翔

(3)広田晴飛

(4)宮沢凛(真美ケ丘)

 

▽小学3・4年初級 

(1)井上睦斗

(2)樋口晴志郎(大宮)

(3)吉野碧

(4)西尾吉乃(松井山手)

 

▽同中・上級 

(1)宮沢舞唯(真美ケ丘)

(2)森瑛麻

(3)北川光希(松井山手)

(4)中川航汰

 

▽小学5・6年初級 

(1)末広真太朗(松井山手)

(2)池端健匠(真美ケ丘)

 

▽同中・上級 

(1)中堀凱翔(2)梅ケ辻颯

(3)北中悠翔

(4)出原優太

 

▽中学・一般中・上級 

(1)堀田陽生

(2)辰己凛太郎

(3)尾野聖真(真美ケ丘)

(4)中川晴渡

 

組手小学3年の部決勝・鋭い中段蹴りを放つ井上睦斗=同

 

組手幼年の部決勝・松本青空に詰め寄る菅野桜禅=同

 

型小学1・2年中・上級の部で優勝した森遥生=同

 

型幼年の部で優勝した野口蒼真=同

 

市川雅也師範の寸勁瓦割り=同

 

 

堀田陽生 防具なしで大人に挑む

 これまで組手試合の各学年の部門で連覇を続け、前回大会から中学生ながら一般の部に出場している堀田陽生が、今大会でも一般の部の頂点に立った。師範の教えでもある新たな挑戦として、今大会ではさらにサポーター(防具)を着けずに試合に臨んだ。「サポーターを着けていなかったので、怖いなと思う瞬間はあったが、勝てた時のうれしさは増した。外して良かったなと思った」と試合を振り返った。

 

 また前大会から行われている型試合でも優勝しており、今回連覇に挑み、見事2度目の頂点に立った。「前回と同じく声を出し、切れを出すことを目標に臨んだ。目標通りできたと思う。次の大会では組手の一般の部と型の部の両方で3連覇を目指す」と力強く先を見据える。常に挑戦を続ける強い意志こそが、高みを目指す上で最も大きな力になっていると感じられた。(岩本)

 

組手一般の部決勝戦で、防具を着けずに大人の選手に挑み勝利をつかんだ堀田陽生=同

 

 

 

2024年12月14日付・奈良新聞に掲載

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