第9節、昨シーズンの最終節で敗れたツエーゲン金沢との一戦は、降りしきる雨の中、互いに濡れたピッチに足を取られながらの激戦となった。奈良クラブは1―2で今季2度目の敗北を喫した。

　前半は序盤から金沢に攻め込まれる展開。キックオフ直後の前半2分、金沢のフリーキックからパトリックにゴール右上に決められたが、オフサイドの判定でノーゴール。同21分にも金沢・西谷優のインターセプトからのクロスを飛び出して止めようとした岡田慎がファウルを取られPKに。キッカーのパトリックが外して失点を免れたが、際どい場面が続いた。