7自治会、「反対の会」結成 強引な事業推進に怒り - 奈良市新ごみ処理施設「七条地区」建設計画

奈良市が新ごみ処理施設(クリーンセンター)の建設候補地とする「七条地区」の地元や周辺など7自治会の住民らが今月、「奈良・都跡地域クリーンセンター建設反対の会」を設立。受け入れ反対の幟(のぼり)を沿線に立てるなど建設阻止の動きを鮮明にしている。既にネット上で反対署名運動も開始、今後は各種団体への働きかけを強める予定だ。七条地区は、「地元理解も得ておらず、適切なプロセスを踏んでいない」と市議会も認めておらず、3~5月に市が同地区を前提に作成した「施設整備基本計画(案)」を公表したことに、地元では「既に候補地として確定したかのメッセージを市民に広めた」と一層反発を強めているという。