中学生の部活受け皿に - 王寺ユースソフトテニスクラブ
陽気!元気!朗らか! 勝敗よりも人間的成長
部活動の地域クラブ活動への移行を受けて、ソフトテニス競技をしたい中学生が競技できるようにと、今年4月に誕生した王寺ユースソフトテニスクラブ。王寺ソフトテニスクラブ(一般)と王寺ジュニアソフトテニスクラブ(小学生)の間をつなぐように設立され、現在中学1年生の7人(男子6人、女子1人)が所属している。
昨夏、王寺ジュニアソフトテニスクラブで活動していた際に全日本小学生選手権大会で優勝を果たした東郷翔太・岡部蓮ペアの二人をはじめ、有力選手も所属しチームをけん引。それでも、クラブのスローガンは「陽気に元気に朗らかにソフトテニスを楽しむ」といい、指導する辻章仁監督(51)は「戦績や試合の勝ち負けを重視せず、仲間を思う気持ちや人間的に成長する環境を作っていきたい」という。毎週、火・木曜には王寺南義務教育学校体育館、土・日曜に旧王寺小学校クラウンドの仮設コートで練習し、県内外の中学校やクラブと練習試合も行っている。
キャプテンは固定せず週替わり。取材時のキャプテン、東郷翔太くん(13)は「みんな元気で仲が良い。みんなで成長していけるチーム」。また全国中学校体育大会で優勝するのが目標で「近畿や全国大会に出場した際に、対戦した選手たちと友だちになって交流するのが楽しい」。唯一の女子選手、井上結衣さん(12)は「みんなで良い雰囲気の中、楽しく練習している。もっと多くの人が入ってきてくれたら。(今は)女子が一人だけで(ダブルスの)試合に出られないので、ぜひ女子選手に入ってきてほしい」と希望を話す。
興味のある人は同クラブ辻章仁監督、電話090(4908)6982へ。
2024年8月21日付・奈良新聞に掲載