【深掘り】1万数千年営みたどる 考古資料など541点 - 天理大付属天理参考館「布留遺跡」企画展

天理市の布留遺跡に焦点を当てた企画展が、天理市守目堂町の天理大学付属天理参考館で開かれている。古墳時代の大規模遺跡で知られるが、旧石器時代から中世まで人々の営みが確認できるという。遺跡から出土した考古資料を中心に541点を出品して、長きにわたる遺跡の歴史をたどっている。(竹内稔人)
布留遺跡は天理教教会本部や天理参考館などがある天理市の市街地中心部に位置。遺跡の範囲は東西2キロ、南北1・5キロ。遺跡東側に鎮座する石上神宮のお膝元にあり、神宮に奉納された多数の剣を守ったと日本書紀に記述がある古代豪族・物部氏の拠点の地だったと考えられている。