【深掘り】中将姫伝説基にした野外劇「当麻寺練供養」 - 文化審が重要無形民俗文化財に答申

国の文化審議会は1月、葛城市の「当麻寺練供養」を国の重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申した。鎌倉時代には始まっていたと考えられる、全国の中でも最も古い練供養(来迎会)の一つで、連綿と続けられてきた行事。同寺の当麻曼荼羅(まんだら)にまつわる中将姫伝説とも結び付いて発展した、練供養の変遷の過程や地域的特色を示す重要な事例として評価された。(竹内稔人)
当麻寺練供養は同寺境内の本堂(曼荼羅堂)から娑婆(しゃば)堂まで、その間約100メートルにわたって「来迎橋」が架けられ、黄金の面などを着けた二十五菩薩(ぼさつ)がその上を練り歩く。まるで舞台を見るような荘厳で幻想的な行事だ。