「奈良の食旅」魅力紹介 首都圏メディアへPR 奈良県立大生ら集客施策披露
首都圏のメディア関係者に奈良の食と旅の魅力を紹介するイベント「食でめぐる奈良―奈良の食文化に触れる旅」(県主催)が22日、東京都港区の奈良まほろば館で開かれた。新聞社や出版社、ネットメディアなど16社が参加した。
第1部は奈良県立大学地域創造学部の学生5人が宇陀市の薬草と古民家を活用した宿泊促進施策を発表。個人旅行客の増加を見込み、古民家民宿「奈の音(なのね)」(同市大宇陀西山)で薬草やオーガニック野菜を使った食事を提供するなどの集客プランを披露した。
第2部では同館内のレストラン「TOKi」のオーナーシェフ川島宙氏や、かき氷販売店「ほうせき箱」(奈良市)の平井宗助代表社員らが奈良の食の魅力を語り合うトークセッションが行われた。
その後、「TOKi」で実食会があり、大和橘や宇陀のサフラン、大和牛など、県産食材を使ったスペイン風料理が振る舞われ、参加者は珍しい食材に舌鼓を打っていた。
県観光局の葛本雅則次長は「奈良の食にまつわる興味深い話題を取り上げてもらうことで、食を目的とした誘客につなげたい」と話した。