式下中学校 生徒が創作紙芝居制作 世阿弥と忍性さんテーマ - ふるさとのことをもっと知ろう【ふりがな付きニュース】
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奈良県川西町の川西文化会館コスモスホールで12月7日、式下中学校(中本克広校長)の芸術鑑賞会が開かれ、同校の生徒でつくる「式下紙芝居制作の会」が創作紙芝居を披露しました。生徒による創作紙芝居作りは同校で初めて。生徒が絵を描き、すべて英語で語られました。 この日は「世界KAМISHIBAIの日」と定められており、同校は記念日に合わせ、紙芝居を演じて表現する「絵かたりすと」の畑中廣之さん(63)=桜井市=による芸術鑑賞会を実施。その中で、生徒による創作紙芝居も発表されました。
紙芝居は視覚に訴える教材として評価されていることもあり、同校では昨年夏、「式下紙芝居制作の会」の活動を開始。美術部と英語部の部員と希望者が参加し、畑中さんの指導を受けて紙芝居作りに取り組んできました。
完成したのは「忍性さん~笑顔のお坊さん」と「ふる里の誇り 世阿弥」の2作品。「ふるさと学習」の授業でも学ぶ地域の著名な人物を取り上げたもので、活躍した時代が異なる世阿弥と忍性が対話する形式を取り入れるなど、紙芝居の世界観に広がりを持たせています。
英訳を担当した英語部の3年生、入江鈴風さんは「昔の言葉を現代の言葉に変えてから英語にした。難しかった」。同じく英語部3年の萓野友梨さんは「教科書で習う英語を使い、どの学年でも分かりやすいように心がけた」と話し、無事、発表を終えて安心した様子でした。
英語で語る創作紙芝居を上演する生徒たち=12月7日、川西町の川西文化会館