県内初のV2H体験館オープン - 日産プリンス奈良販売「エネクルハウス奈良」
自然災害の停電時などで活躍
EVから住宅へ電力供給を体感
日産車の販売店を展開する日産プリンス奈良販売(奈良市南京終町2丁目、大谷政義代表)はこのほど、同市四条大路2丁目の同社三条大路店の敷地内に、県内初となるV2H(ビークル・ツー・ホーム)の体験館「エネクルハウス奈良」をオープンした。EV(電気自動車)から住宅への電力供給を体感できる。事前予約制で、無料。
EVは住宅に電力を供給でき、自然災害などの停電時に役立つ。日産のEVの場合、車種により、最大6日間の電力供給が可能という。同社は、そんなEVの有効性を知ってもらおうと、同施設をオープンした。
体験館は、会議室として使用していた2階建ての建物を活用。建物前にEVと充電器・送電器が設置してあり、タブレット端末を使ってEVから住宅に電力を供給する操作を体験してもらう。EV(サクラやアリア)の試乗もできる。
同サービスにより、SDGsの11番目のゴール「住み続けられるまちづくりを」の達成につなげたい考え。同社は「住まいとくるまの共存共栄の実現への一端を体験してほしい」としている。
営業時間は午前10時〜午後6時。第1日曜・第2火曜・毎週水曜定休。予約・問い合わせは、日産プリンス奈良販売、電話0742(62)5151。