季節楽しむ「兜飾り」 奈良の赤膚焼 大塩玉泉窯

奈良市中町の赤膚焼窯元、大塩玉泉窯では、5月5日の子供の日にあわせた作品が工房を飾る。
先代から作られている「兜(かぶと)飾り」は香合にもなり、彩色はなく赤膚焼特有のクリーム色1色。「絵皿」は金太郎やこいのぼり、兜などが描かれ、奈良絵で兜を描いた茶わんもある。こいのぼりと吹き流しがセットになった「箸置き」は、SNS(交流サイト)で紹介すると一躍人気となった。
大塩玉泉さんは「季節を楽しみながら生活を楽しんでもらおうと思い、自分も楽しみながら作った作品。ぜひ窯元に来てご覧ください」と話している。