平城宮跡史跡指定100周年で奈文研がキャラクターとロゴを制作

平城宮跡(奈良市)の史跡指定100周年を盛り上げようと、奈良文化財研究所(奈文研)は28日、記念のキャラクターとロゴを制作したと発表した。キャラクターは同宮跡出土の考古遺物などをモチーフに主要6体を設定し、今後も発掘調査・研究の進展などで小ネタが生まれるごとに気まぐれに増員させる考え。奈文研は「子どもや若い人に楽しみながら平城宮跡の知識を深めてもらうために登場させていきたい」としている。
キャラクターは平城宮跡の「宮都」と「キュート」をかけて、「キュートぐみ(宮都組)」と命名。主要6体には、瓦をチャームポイントにしたウサギの「かわらびっとちゃん」▷硯(すずり)の円面硯(えんめんけん)を頭に乗せた「えんめん犬」▷当時のまじないの道具、人の形代の姿をした「ひとがたさん」―などが設定された。今後も考古遺物などにちなんだキャラクターを随時追加する。