川上・御船の滝 迫力の氷瀑

川上村井光の「御船(みふね)の滝」が、年末からの冷え込みで荘厳な氷瀑に姿を変えたと聞き、22日、現地を訪ねた。
冬季は集落から先の林道が通行止めになるため滝までは片道2.5キロのハイキング。アイゼンを装着するなどして雪道を歩く。
一段と冷気が増し、いよいよ姿を現したのは裾広がりのベールのような氷柱の連なり。見上げる高さは約30メートル。橿原市の女性(62)は「聞いていた通りの迫力で、自然の力を感じる」と息をのんだ。
駐車場を提供している地元のあまご釣り場「井氷鹿の里もりもり館」によると、滝は昨年末から凍り始め、凍ったり溶けたりを繰り返していた。凍結が約8割に達した21日朝がピークだったようで、22日には寒さが緩み、23日の雨で流れる滝に戻った。