飛鳥宮跡〝雪化粧〟 奈良県内各地で降雪 交通機関に影響も
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冬型の気圧配置が強まった影響で、奈良県内は23日夜遅くから雪となった。奈良地方気象台によると、各地の積雪は天川村で19センチ、奈良市針町で5センチなど。
明日香村の飛鳥宮跡や橿原市の今井町などでは、遺跡や町並みの雪景色を写真に収める人の姿も見られた。
交通機関にも影響が出た。24日午前4時20分ごろ、近鉄吉野線の橿原神宮前―吉野間の数カ所で、線路脇の竹が雪の重みで電線などに倒れかかっているのを始発前の点検で確認。伐採作業のため、同線は上下線とも始発から運転を見合わせ、同10時33分に再開した。38本が運休(部分運休含む)し、下り1本に約1時間の遅れが出た。近鉄によると、約4千人が影響を受けた。
五條市二見3丁目のJR和歌山線では、同日午前5時30分ごろ、線路脇の木が倒れかけているのを運転士が発見。除去作業のため、同線は五条―橋本間で運転を見合わせ、同9時23分に再開した。JR西日本によると、上下線計12本が運休したほか、計4本に最大約2時間40分の遅れが出て約920人が影響を受けた。