毎月第1火曜日付の暮らし面で、県消費生…
毎月第1火曜日付の暮らし面で、県消費生活センターの寄稿「消費者の目」が掲載されている。消費者が何らかの被害に遭った事例などを紹介し、適切なアドバイスを示してくれるコーナーだ。
4日付は「ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣駆除トラブル」というテーマ。1人暮らしを始めた20歳代女性からの相談だった。
深夜、帰宅したらアパートにゴキブリが出て、怖くてパニックになりネットで「500円からの駆除」の広告を見つけ、業者に電話すると「料金は1万円くらい」と言われたそうだ。
もうこの段階で「~」がつくのだが、相談者は、やって来た作業員から「10万円の見積書と契約書」を渡され、戸惑いながらも「仕方がない」と思い、作業をしてもらい、代金をカードで支払ったという。
ここ数年、社会経験が乏しい若者が狙われる、こうした事例が増加しているようだ。安易にネット広告を信用しない、「格安料金」に惑わされない―といった姿勢が大事だろう。
一方で、この世には、いろんな生き物がいて、人間と共生していることも学んでほしいものだ。(恵)