木の枝に「泡巣」 奈良市・庭園「吉城園」でモリアオガエルの産卵スタート
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奈良市登大路町の庭園「吉城園」で、県の「絶滅寸前種」に指定されているモリアオガエルの産卵が始まった。池の上に張り出した木の枝に泡状の白い卵が見られる。近くにはモリアオガエルの姿もある。
同園では毎年、モリアオガエルの産卵が確認されており、今年は昨年より1週間ほど遅い11日に、カシの木の枝に産み付けられた卵を同園の関係者が発見。12日には大人のこぶしほどの大きさの卵が二つ見られた。今後さらに増えるという。
白い卵は徐々に黄色く変色していき、1週間ほどでオタマジャクシになるという。同園の関係者は「卵はもちろん、モリアオガエルの姿も探して楽しんでほしい」と話している。