元OSK日本歌劇団トップスター桜花昇ぼるさん 和歌山県九度山町「真田まつり」で熱演 - 元宝塚の鳴海じゅんさん初参加

元OSK日本歌劇団トップスター桜花昇ぼるさん(奈良県斑鳩町出身)が5月5日、真田幸村ゆかりの地として知られる和歌山県九度山町で開かれた「紀州九度山真田まつり」に参加。同町入郷の道の駅「柿の郷くどやま」特設ステージで歌劇ショー「盟友~真田幸村と後藤又兵衛」に出演した。毎年、相手役を務めているOSK日本歌劇団の朝香櫻子さんに加え、今年は元宝塚歌劇団の鳴海じゅんさんが初参加。鳴海さんは桜花さんが退団後に幸村を演じた数々の作品で共演を重ねている。
「真田まつり」に初参加した鳴海じゅんさん(元宝塚歌劇団)=同
今年の演目は関ケ原の戦いで敗れ、九度山で蟄居を余儀なくされていた幸村が再び大坂城へ向かい、大坂夏の陣で討ち死にするまでを描いた歌劇ショー。桜花さんは鳴海さん扮する槍の名手・後藤又兵衛との友情を核に幸村の半生を熱演した。
真田幸村を演じる桜花さん(左)と後藤又兵衛役の鳴海さん=同
5月2、3日に大阪松竹座(大阪市中央区)で行なわれたOSK日本歌劇団OG公演に続いての出演となった桜花さんは「素晴らしい先輩方に、あらためて、いっぱいいただいた『OSK魂』を胸に、大好きな九度山の地でショーをやり遂げることができました。そして、鳴海さんはOSK卒業後に出会い、共に歩んで来た、まさに『盟友』。私たちの人生を重ねる気持ちで演じさせていただきました」と話した。
OSK日本歌劇団の朝香櫻子さん(左)と桜花さん=同
「真田まつり」は5月4、5日の両日行われ、紀州九度山真田武将隊や真田鉄砲隊の演武、武者行列などがあった。桜花さんはOSK在団中の2007年から、数多くの作品で真田幸村を演じている縁で九度山町の文化観光大使を務めており、毎年「真田まつり」に参加して、祭りを盛り上げている。
真田氏の旗印・六文銭を背にポーズを決める(左から)鳴海さん、桜花さん、朝香さん=同