近大ICTイチゴ見て、食べて 近大生が奈良県大和高田市の店頭で試食販売

近畿大学農学部(奈良市中町)の学生が「なら近大農法(ICT農法)」で栽培した「近大ICTイチゴ」の販売が9日、奈良県大和高田市大谷の「コープなんごう」で行われた。
市民生活協同組合ならコープ(奈良市、吉田由香理事長)は産官学連携事業の一環として、同農法を活用したイチゴとメロンの栽培を実施。この日は、同学部農業生産科学科で同農法を学ぶ3年の女子学生2人が店頭に立ち、「コープの農場のいちご(古都華)」として試食販売した。
同科の生駒華菜さん(21)と森岡ことみさん(21)は「イチゴを育てるのは難しいと思っていたが、ICTを活用することで管理がしやすく、安定した品質のものを収穫することができた」と振り返り、「自分たちで作ったイチゴを商品として実際に販売できるのは貴重な経験。お客さまが興味をもって足を止めてくださるのがうれしかった」と笑顔で話した。