奈良県立医大が初の学歌制作 「奈良から世界へ」願い込め 4月13日に橿原市で公開合唱録音、参加者募る
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開学80周年を迎えた橿原市の奈良県立医科大学(細井裕司理事長・学長)は、新キャンパスの開校を記念し、初の学歌「奈良から世界へ」を制作した。13日に県橿原文化会館で千人規模の公開合唱録音を実施、同大ホームページの専用フォームで参加者を募集している。
同大は1945(昭和20)年4月に県立医学専門学校として開学。48年に県立医科大学(旧制)となり、2007年からは公立大学法人として歴史を刻んでいる。
学歌はピアニストで作曲家の稲本響さんが作曲を手掛け、細井理事長・学長が作詞。「挑戦(いどみ)の精神(こころ)ここに集まり」で始まる歌詞は、学生や教職員が志を一つに新たな時代を切り開いていく姿を1番で表現、2番には大和三山や藤原京など、地元の歴史遺産も盛り込んだ。
細井理事長・学長は「歌詞に大学名が入っていないのが特徴で、医学と科学の枠を超えた探究心と起業家精神を大切に、奈良から世界へ羽ばたく願いを込めた」と話し、公開合唱録音に向け「地域にある県立医大の思いを共にしたい。家族、友人、近所の人たちとぜひ参加してほしい」と呼びかけている。
当日は参加賞のほか賞品が当たる抽選会も実施。詳細や学歌の歌詞は同大ホームページで。