新聞の「役割」知って 新庄中で奈良新聞社・日本経済新聞社の出前授業

奈良新聞・増山編集部長「地域の出来事を深く」
日本経済新聞社・奈良支局高田支局長「経済を身近に感じて」
奈良県葛城市新庄の市立新庄中学校(井村享史校長)で28日、新聞社2社による出前授業があり、奈良新聞社の増山和樹編集部長と日本経済新聞社奈良支局の高田哲生支局長が新聞の役割などについて話した。
新聞を教育に取り入れる「NIE」の一環で、2年生約200人が100人ずつ入れ替わって授業を受けた。
増山部長は奈良新聞など地方紙の役割について「地域の出来事をより細かく、深く伝えるのが地方紙の役割。『地元の新聞なら載っている』という期待に応えることは、地方紙の仕事であり、誇りでもある」と話した。
また、おととしの知事選や紀伊半島大水害、安倍晋三元首相銃撃事件の紙面を画像で紹介しながら、地方紙の紙面づくりについて説明した。
高田支局長は生徒が経済を身近に感じられるよう、紙の新聞とデジタル版の特長などについて話した。
生徒らは「一番印象に残った取材は何ですか」「やりがいを感じるのはどんな時ですか」など熱心に質問した。