歴史文化
国民の幸せを祈り 後醍醐天皇を祭る奈良県吉野町の吉野神宮で秋の大祭
1337年に吉野で朝廷をたてた南朝初代天皇、後醍醐天皇を祭る奈良県吉野町吉野山の吉野神宮で27日、秋の大祭が営まれ、国家の平安と国民の幸せを祈った。
祭典には神社役員や崇敬団体代表ら24人が参列し、玉串を捧げるなどした。広陵金明太鼓ときたの学園マーチングバンドが奉納演奏し、最後はもちまきで境内に笑顔があふれた。
東輝明宮司は「大切なものとは何なのかとあらためて心を運び、皆さまが健康で幸せであるように」と話し、参拝者らは9月に没した後醍醐天皇や神社創建の思いをしのんだ。