北良夫がM90クラス2種目で2位 - 第45回全日本マスターズ陸上競技選手権2024京都大会
走り幅跳びは今季自己ベスト 100メートルは僅差21秒95
奈良市在住の北良夫(92)が21~23日、たけびしスタジアム京都で開催された「第45回全日本マスターズ陸上競技選手権2024京都大会」に参戦。100メートルと走り幅跳びの男子満年齢90~94歳のM90クラスに出場し、ともに2位に入った。
21日に行われた走り幅跳び。32・9度と真夏を思わせる気温の中、競技は始まった。風速2・1メートル。北は1回目の試技で今季自己ベストの2メートル40。「追い風に乗り、いい記録が出た」と2回目に臨んだ。
2回目は踏み切り線を越えファウル。3回目2メートル31、4回目2メートル33と1回目を下回ったものの、助走から1回の踏み切りでより遠くへ。年齢を感じさせない力強さを披露。「まだ3年先だが、M95クラス出場を目指す」と笑顔で話した。
22日の100メートルは21秒95で2位。90歳の浜崎行雄(鹿児島)に僅差で敗れたが、躍動した。ならスポーツクラブの理事長としても活動する一方、日々の練習に汗を流す。還暦後始めた、という陸上競技。現役アスリートとしての挑戦が続く。
2024年9月28日付・奈良新聞に掲載