高市氏、自民総裁選出馬表明 「必ずや総裁、総理に」 地元奈良県から熱いエール
9日、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に立候補することを正式表明した高市早苗経済安全保障担当大臣(衆院奈良県2区)。地元からは奈良から初の女性総理大臣が誕生することを願い、熱いエールが送られた。
高市氏の総裁選出馬は2021年に続いて2回目。前回の総裁選は国会議員票と党員票を合わせた票数は4候補中3位で、国会議員票では岸田文雄首相に次ぐ2位だった。
その後、高市氏は“次”を見据え、全国各地をまわり、後援組織をつくってきた。今春からは活動を本格化させ、4月の大阪を皮切りに全国20カ所以上で講演をし、2万人以上が来場した。
8月17日に奈良市で高市氏を講師に約1700人規模の講演会を開いた「高市早苗議員を内閣総理大臣にする奈良の会」の安東範明会長は、高市氏の出馬表明を受け、「必ずや自民党総裁、そして内閣総理大臣になってもらい、高市総理大臣のかじ取りのもとに一致団結して、皆の力を結集させて社会保障を充実させ、すべての方が幸せを実感できる日本列島を作っていきたい」と熱いエールを送った。
自民党県連の堀井巌会長代行は「県連所属の高市議員が総裁選に立候補を表明されたことに敬意を表する。重厚な政策論戦で国民の期待に応える総裁選となるよう、県連としても真摯(しんし)に対応していく」とコメントした。
高市氏の出馬表明を受け、地元の衆院県2区の14市町村長は総裁選の必勝に向けた為書を作成。中央に「祈必勝」の文字を書いた大和郡山市の上田清市長は「(高市氏は)地域、国家両方の課題に頑張ってくれる政治家。奈良から出てほしいというだけでなく、日本全体のことを考えられる、初の女性総理が誕生することを期待している」と話した。