政治

維新奈良県総支部が衆院選県3区に原山氏擁立を発表 「まずは次世代へ投資」

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 日本維新の会奈良県総支部(代表・山下真知事)は20日、奈良市内で記者会見を開き、次期衆院選県3区に県議で新人の原山大亮氏(47)を擁立すると発表した。3区は自民党現職の田野瀬太道氏(50)が4回連続で当選し議席を守る選挙区。次期衆院選には、共産党の太田敦氏(52)、立憲民主党の川戸康嗣氏(49)の新人2人も立候補を表明している。

 

 原山氏は大淀町出身。大淀中卒(近畿大学通信教育部4年在学中)。橿原市議を経て、23年4月に同党公認で県議選橿原市・高市郡選挙区に立候補し初当選した。

 

 記者会見で、原山氏は「政治家を目指した頃からいつかは国会へと思っていた。地域の実情を目で見て肌で感じてきた地方議員が国会議員となり一般の感覚を国へ伝えることが必要な時代。地域が持続的に展開していけるよう声を届けていく」と意気込みを語った。 政策面では教育無償化と社会保障の抜本改革を挙げ、「少子高齢化の中で、物価が上がり、賃金が上がらない状況が30年も40年も続き、若者が結婚や子育てに夢を持てない状況になっている。まずは次世代への投資。『教育=お金』という仕組みをなくし、誰でもチャレンジできる世の中に変えたい」と述べた。

 

 同席した山下代表は「3区は大半が山間地。公共交通の空白や医療などの問題を抱え、人口流出が続いている。橿原市はその南和地区の生活と経済の中心で全体を支える存在。落下傘ではなく、地域の事情をよく知る候補者として人選した」と説明。

 

 選挙戦については、党の公認知事が誕生し県議会や市町村議会の議員が増えたことに触れ、「衆院選を戦う上で、3年前と比べて足場は一定程度築けた」としながらも、「地域に根を張ったような本当の意味での足腰の強さはまだない。厳しい戦いになる」と自民党現職を意識しつつ語った。

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