大学生に講演や討論 奈良県中小企業家同友会の有志
奈良県中小企業家同友会の有志9人が17日、奈良市山陵町の奈良大学で、「働くとは何か」をテーマに講演、グループ討論などを行った。社会学部総合社会学科の2回生約40人が出席した。
同大が行うキャリア教育の一環。企業経営者に働く意義を聞き、議論することで学生の気づきや学びを育てることが目的。
講演は同友会会員企業のイベント21、中野愛一郎社長の司会で進行。中野社長は「社会にはみんなが知らない会社がたくさんある。挑戦することを恐れないでほしい。挑戦が成果に変わることでやりがいを実感できる」と呼びかけた。
同大講師の片雪蘭さんは「奈良にどのような会社があり、どんな仕事をしているのか、就活を控えた学生にいい機会になった」、参加した喜田ゆたかさん(20)は「仕事選びには待遇のいい所、会社の規模を基準に考えていたが、その仕事が自分に合っているかどうかを優先すべきと学んだ」と話した。