歴史文化
聖武天皇「大嘗祭」関連の木簡 新たに1500点超 奈良の平城京跡 「備中国」の関わり鮮明

イカ、栗、酒などの品目記す
120点に「備中国」の地名記載
今年3月、奈良市二条大路南3丁目の平城京跡で見つかった、奈良時代の聖武天皇が即位した際の「大嘗祭(だいじょうさい)」に関連する木簡群について、洗浄作業を進めている奈良文化財研究所(奈文研)は2日、新たに1500点以上の木簡を確認したと発表した。備中国(現・岡山県西部)の地名が多く記され、同国が大嘗祭に関わっていたことが鮮明になった。