奈良市の新ごみ処理施設、市長「前向きに推進」 議会と距離縮まらず

監査請求に不満見せる
舌がん治療のための自宅療養から、公務復帰を果たしたばかりの奈良市の仲川元庸市長。5日開会した市議会の6月定例会に出席後、久しぶりに報道陣の前に姿を現し、「体調は徐々に回復している。養生、用心し大事な議会の審議にしっかり答えるのが私の責任」と言葉に力を込めた。一方、「市の最重要課題」とする「七条地区」でのクリーンセンター建設に関し、地元や周辺自治会が提出した「受け入れ反対」の請願が相次いで採択されたことには、「議会の意見を受け止めつつ、引き続き意見交換し、前向きに事業を進められるよう努力したい」と従来通りの姿勢を示した。