学校給食にちゃんこ鍋~相撲発祥の地・葛城で〝地域の味〟に笑顔 - 【ふりがな付きニュース】
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初めてのちゃんこ鍋を「いただきまーす」=3月12日、葛城市南今市の磐城認定こども園
葛城市は3月12日、昨年11月の「第一回けはやちゃんこ鍋コンテスト」の決勝戦で東の大関賞(準優勝)に輝いたメニュー「葛城ちゃんこ」の味を給食で再現し、市内の公立幼稚園・こども園、小学校、中学校(3年生を除く)で約3800食提供。子どもたちは葛城市が相撲発祥ゆかりの地であることを学び、酒粕入りのちゃんこ鍋を味わいました。
ちゃんこ鍋コンテストは、同市が「相撲発祥の地」をPRしようと開催。市商工観光プロモーション課は「給食を通してちゃんこ鍋のおいしさを知ってもらい、地域の味として根付くきっかけになれば」と期待を寄せています。
「葛城ちゃんこ」のレシピは、同市在住の細川家嫁姑ペアが考案。スープには同市の「梅乃宿酒造」の酒粕、葛城産みそ、すりごまを使い、具材は奈良県産の白ネギやえのきのほか、白菜、ニラ、大根、ゴボウなど野菜がたっぷり入っています。
給食で提供するにあたり、餅巾着を厚揚げ、豚肉を鶏団子に変更するなど、大量に調理しやすいよう、少しアレンジしました。
市立磐城認定こども園では、3~6歳の園児94人が「葛城ちゃんこ」の給食を食べました。食前に保育教諭が、葛城市で相撲が生まれたことや「ちゃんこ鍋はお相撲さんがよく食べるご飯」などと説明。山下広人くん(6)は「鶏団子がおいしい」とニコニコ顔。中村光希ちゃん(6)は「おだしがおいしい」と味わっていました。
初めてのちゃんこ鍋を「いただきまーす」=3月12日、葛城市南今市の磐城認定こども園
ちゃんこ鍋を食べて満面の笑み=同