奈良県24年度予算案 県議会自民会派が防災構想策定など盛り込む修正案発表 山下知事は「十分な精査ができていない」
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予算総額は維持
奈良県議会2月定例会で審議中の新年度県一般会計予算案について、最大会派の自民党・無所属の会(22人)は22日、防災関連事業などの一部を変更する修正案を発表した。同会派は「県の広域受援体制検討事業は検討が不十分だ」などとし、改めて県全体の総合防災体制基本構想を策定するための修正などを盛り込んだ。必要な事業費は予備費からの取り崩しなどで調整、予算総額は維持した。県提出の予算案は予算審査特別委員会で否決されており、同会派は定例会最終日の25日に修正案を本会議に上程、可決を目指す。