奈良市の富雄丸山古墳に考古学ファンら2200人 青銅鏡など一般公開 3月17日も開催

未盗掘の木棺内から青銅鏡3枚と竪櫛(たてぐし)9点が見つかった奈良市丸山1丁目の富雄丸山古墳(4世紀後半)で16日、発掘調査現場の一般公開が始まり、考古学ファンら約2200人が集まった。きょう17日も午前10時から午後3時まで行われる。
木棺は丸太を半分に割って内部をくり抜いた「割竹形(わりたけがた)」で、長さ約5・6メートル、幅64~70センチ。両端をふさぐ「小口板」などが埋葬時の位置を保ったまま残っており、内部を三つに区画。ひつぎと小口板はコウヤマキ、仕切り板はスギだった。青銅鏡と竪櫛は被葬者の足元側に副葬されていた。
説明会では、発掘現場で参加者が同市教育委員会の担当者らに質問したり、木棺内に置かれた青銅鏡をスマホで撮影するなどしていた。
考古学好きの妻と一緒に横浜市から来たという団体職員、石井幸夫さん(66)は「鏡がさびたり、朽ちたりせずによく保存されているのに驚いた。古代ロマンを感じる」と話した。
受付会場では今回の木棺を覆う粘土から発見された類例のない盾形銅鏡と長大な蛇行剣(だこうけん)のパネル展示コーナーなども開設されている。一般公開は小雨決行。現地に駐車場はない。