歴史文化

奥深い書の魅力、至高の270点ずらり 奈良市で「日本の書展」開幕

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テープカットを行う吉川会長(中央)ら=20日、奈良市三条大路1の県コンベンションセンター

 第51回「日本の書展」(奈良新聞社・公益財団法人全国書美術振興会主催、文化庁・奈良県・県教育委員会・奈良市教育委員会後援)が20日、奈良市三条大路1丁目の県コンベンションセンターで始まった。24日まで。

 

 文化功労者や日本芸術院賞受賞作家ら日本の書壇を代表する書家と、県内外の第一線で活躍する作家の作品計約270点を展示している。

 

 4年ぶりに行われた開会式で、奈良新聞社の田中篤則社長は「半世紀以上続いていることが、書道の文化的価値は変わらないと証明している。一つ一つの作品の魅力を堪能していただければ」とあいさつ。

 

 日展特別会員で日本書芸院副理事長の吉川美恵子・青丹会会長が「奥の深い書道をより分かりやすく表現しようと意識している。一人でも多くの人に足を運んでもらい、作品の魅力を感じ取ってほしい」と呼びかけた。

 

 その後、吉川会長、同センターの武野正浩マネージャーらがテープカットを行った。

 

 入場料は一般500円、学生(中学生以上)400円、70歳以上300円。開場は午前10時から午後6時(最終日は正午まで)。

 

 問い合わせは、奈良新聞社「日本の書展事務局」、電話0742(32)2115。

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