新旧ごみ施設の行方、公民館廃止…難問山積 - 奈良市会が開会

奈良市議会の9月定例会は6日、本会議を開会。提出案件は本年度一般会計補正予算案など議案21、報告22、諮問5件の計48件で、会期は27日までの22日間となる。今定例会の焦点は、老朽化が進む市環境清美工場(同市左京5丁目)の大規模改修に向けた2024〜26年度の総額140億円に上る工事費の財務負担行為。安定操業に向け焼却炉等設備の機能回復を図るが、耐震化等の費用は含まれておらず、議会からは事業費の妥当性を問う声が強まっている。さらに市民から反発の声が広がりつつある公民館のふれあい会館への機能移転の問題。飛鳥地区では、市が公民館を廃止しようとする一方で、民有地を有償で借り、ふれあい会館を建設する計画が進んでおり、同問題が議会でも急速にクローズアップされてきた。