【速報】斑鳩・舟塚古墳 6世紀後半の古墳と判明 横穴式石室を検出
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奈良県斑鳩町教育委員会と奈良大学文学部文化財学科は7日、同町法隆寺1丁目の舟塚古墳で、横穴式石室を検出したと発表した。町教委は「6世紀後半の古墳であることが確認された」としている。
舟塚古墳は法隆寺参道に面した民営駐車場内に位置。塚状を呈し、かつてクスノキの舟が出土したという伝承があることから、木棺を埋葬した古墳の可能性が指摘されていた一方、古墳を疑問視する見方もあった。
これまで3回の調査が実施され、4回目の今回は8月から約13平方メートルを調査した。墳丘の中央付近で横穴式石室の一部を検出。床面から大刀2点や馬具類、玉類、土器類が見つかった。
9日に現地説明会が開かれる。午前10時から正午まで。小雨決行、雨天中止。