抜群のアンサンブル 「葵トリオ」が橿原公演

橿原市出身のバイオリニスト小川響子さん、生駒市出身のチェリスト伊東裕さん、兵庫県西宮市出身のピアニスト秋元孝介さんのピアノ三重奏団「葵トリオ」の演奏会が17日、橿原市の県橿原文化会館で開かれた。ドイツに拠点を置く同トリオの県内公演は2年ぶりで、今回は室内楽の師でビオラ奏者の磯村和英さんをゲストに招き、共演による四重奏も披露した。同館が主催。約250人が来場した。
前半は同トリオがハイドンのピアノ三重奏曲第29番とシューマンの同第1番を演奏し、2018年の第67回ミュンヘン国際音楽コンクールピアノ三重奏部門で第1位の評価を得た高い演奏技術と抜群のアンサンブル力を披露。後半は若いトリオに大ベテランの磯村さんが加わってモーツァルトのピアノ四重奏曲第2番を奏でた。