「処分待ち」というのが情けない。自民党…
「処分待ち」というのが情けない。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題で、岸田文雄首相(党総裁)が来月上旬に処分するとした。
除名や離党勧告などの厳しい処分はなく、との見方がされており、その次となると、党員資格停止や次の選挙で公認しないということらしい。
そんなことで国民が納得するとでも思っているのか。今は「自民党」の看板がない方が、すっきりする人もいるだろう。気に入らないのは、当事者自らがどうするのかだ。
人の意見を聞くのもいいが、自身の責任の取り方が見えない。堀井会長代行は、近く県連の総務会を開いて、意見を聞きたいとのことだが、時間稼ぎなのか。
思えば3年前に、コロナ禍で緊急事態宣言が発令されているなかで、先輩議員に連れられて銀座に行ったとして問題視された田野瀬太道衆院議員が、離党勧告を受けた。
田野瀬氏は無所属議員として選挙区内をくまなく回り、おわび行脚を続けた。次の総選挙で当選して復党した姿を見てきた。中身が違うが、お金の問題だけに悪質さが際立っている。(治)