県庁の知事室を訪ねると真っ白なコチョウ…
県庁の知事室を訪ねると真っ白なコチョウランが。山下知事就任で届いた祝いだろう。見ると在日本大使の名前が並び、なかなか国際色が豊か。
そういえば先月はボツワナ、今月もオマーンそしてフィジーの大使が来県。コロナ禍が沈静化し、観光振興も見据えた各国の動きは活発だ。
もちろん県側も国際交流、海外への情報発信には積極姿勢。中でも県の提唱で始まった東アジア地方政府会合はユニーク。また昨年は国際会議の県内誘致、開催でも実績を挙げた。
過去の事業で画期となったのが1988年のならシルクロード博覧会。その成果を受けたさまざまな取り組みが県の国際化に貢献してきた。
あれから35年。県内で世界遺産登録が相次いだことも知名度向上につながったのだろう。全国的にインバウンドが回復する中、外国人が訪れたい観光地で県は上位を維持している。
今、山下知事が進める本年度予算の見直し作業の対象には、そんな取り組み成果と可能性に対する判断も含まれている。国際社会への県の意思表示。知事室の白いランも結果を注目しているに違いない。(松)