先日開かれた県議会厚生委員会で県が説明…
先日開かれた県議会厚生委員会で県が説明した条例案に対し委員から名称を再考するよう求める意見が出た。指摘されたのは内容ではなく長さ。
その名称とは「奈良県高齢者が社会参加しいきいきと活動することを促進して活力ある長寿社会の実現を図る条例」案で、字数は計44文字。
これだけではない。同時に説明されたもう1本の条例案も「奈良県障害のある人及びその家族等に生涯にわたりつながり続ける障害福祉の推進に関する条例」で、こちらは43文字。
丁寧過ぎ長過ぎて条例の中身を見る気がなくなると問題視したが、県は関心を持ってもらいやすくするための工夫と答弁。見解が分かれた。
確かに名称の最後の部分だけを取り、長寿社会の実現を図る条例と障害福祉の推進に関する条例としても良さそうだが、親しみやすさで言えば平易な文章形式の名称にも一理ある。
ポイントは県民が条例の中身や行政の取り組みに関心を持つかどうか。年末から年始に掛けて今回も県は多数の条例案や計画案をパブリックコメントに付す。名称にピンときたら本文もぜひチェックを。(松)