テレビの2時間ドラマの原作者でおなじみ…
テレビの2時間ドラマの原作者でおなじみ、トラベルミステリーの第一人者、作家の西村京太郎さんが亡くなった。
JRの寝台特急の名前などをつけたタイトルが多く、お茶の間に居ながらにして旅情を味わわせてもらった。
西村さんは新路線の開通や新型車両の登場の際は、必ず見に行き乗車した、筋金入りの鉄道ファンだったそうだ。夜行列車がお気に入りで、車掌さんから話を聞き、乗客を観察して、物語に生かしたという。
特に十津川村に由来する「十津川警部」シリーズでは、警視庁の警部が他府県に出掛けて行って殺人犯を逮捕するという展開が受けた。渡瀬恒彦さん、高橋英樹さんらの顔が目に浮かぶ。
平成21(2009)年には、歌手のさだまさしさん、”温泉教授”の松田忠徳さんと「十津川郷観光大使」に委嘱された。紀伊半島豪雨災害の後、同25年8月の2期目の委嘱式で西村さんは「十津川村こそ日本人の心のふるさと。早く村の方々にもう一度お会いしたい」との激励メッセージを寄せた。
今ごろはきっと「天上行きの列車」に乗り込んでいることだろう。 (恵)