こなべスポーツ少年団が好発進 打線好調、2連勝 - 第40回奈良新聞社賞「若鹿杯」争奪ちびっ子野球大会
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あやめ池リトルダンディーズは1勝1敗
第40回奈良新聞社賞「若鹿杯」争奪ちびっ子野球大会(奈良新聞社主催、奈良ちびっ子野球愛好会主管、県・市スポーツ少年団など後援)は3月30日、奈良市朱雀の平城第二球技場で開幕。リーグ戦3試合が行われ、こなべスポーツ少年団が2勝0敗で好スタートを切った。
開会式は午前9時40分から行われ、昨年優勝のこなべスポーツ少年団が優勝杯を返還。奈良新聞社の和田達生DX推進室長が「チャレンジする気持ちを忘れず、はつらつとプレーしてほしい。今年も紙面を通じて選手の活躍を報道していきたい」とあいさつ。小林茂樹大会委員長は「きょうは寒いのでけがをしないようにウオーミングアップをしっかりし、優勝を目指して頑張ってほしい」と激励した。
選手宣誓は、疋田エンゼルスの渡辺創太主将が「大好きな野球を楽しみながら、一球一球を大切に、優勝という目標に向かって全力で戦い抜くことを誓います」と力強く宣誓した。
第1試合はこなべスポーツ少年団が8―1の四回コールドで疋田エンゼルスを下した。
こなべは二回、四球で出塁した西山が盗塁と暴投で三進、田上の左中間を破る適時三塁打で先制した。田上も内野ゴロの間に生還し、この回2点を挙げた。三回にも間路の適時二塁打で1点。四回には相手守備の乱れを突いた打者一巡の猛攻で5点を追加、試合を決定づけた。
疋田は三回、1死二塁から渡辺創の適時三塁打で1点返すにとどまった。
第2試合はあやめ池リトルダンディーズが三回に一挙逆転し、疋田エンゼルスを6―5で退けた。
1―5と4点差を追うあやめ池は三回、2死から湊が内野ゴロエラーで出塁し、暴投で二進の後、鶴岡の左前打で一挙に本塁を踏んで1点。その後、強気の攻めと相手投手の乱れから4点を積み上げて逆転、時間切れサヨナラとした。
疋田は初回に打者一巡の鮮やかな攻撃で4点を先制して主導権を握ったが、三回の投手の乱れが惜しかった。
第3試合はこなべスポーツ少年団が5―2であやめ池リトルダンディーズに快勝した。
こなべは初回、先頭澤田の左越え三塁打を足がかりに1死満塁からスクイズで2点を奪うなど相手守備をかき乱す攻撃で4点を先制。二回には間路の適時三塁打で1点。この5点を西山、田上の継投で守り切った。
あやめ池は二回、鶴岡の三塁打などで1点、四回にも湊の三塁打などで1点を奪ったが、いずれも後続が断たれた。
◆リーグ第1試合
こなべスポーツ少年団 8-1 疋田エンゼルス
(4回コールド)
【こ】間路ー田上
【疋】渡辺創、西崎ー浜田、渡辺創
▷三塁打=田上(こ) 渡辺創(疋)
▷二塁打=間路(こ)
◆同第2試合
疋田エンゼルス 5ー6 あやめ池リトルダンディーズ
(時間切れ)
【疋】香川蘭、香川華、西崎ー渡辺創
【あ】伊藤、村崎ー兼平
◆同第3試合
あやめ池リトルダンディーズ 2ー5 こなべスポーツ少年団
【あ】湊ー兼平
【こ】西山、田上ー間路
▷三塁打=澤田、間路(こ) 鶴岡、湊(あ)
▷二塁打=高橋(あ)
選手宣誓をする疋田エンゼルスの渡辺創太主将=同
2025年4月9日付・奈良新聞に掲載