打って投げて楽しんで 野球を通じて高校生と子どもたちが交流 - 第2回王寺やわらぎ野球フェスタと第3回王寺やわらぎ野球交流会

王寺工業高校硬式野球部が「フェスタ」と「交流会」を開催
王寺工業高校硬式野球部が野球を通じて子どもたちと交流する「第2回王寺やわらぎ野球フェスタ」が2月2日、「第3回王寺やわらぎ野球交流会」が同15日に、それぞれ同校で開かれた。取り組みは同校硬式野球部が地域の少年野球チームとの交流から2年前にスタート。対象を幼稚園・保育園児とする野球フェスタを昨年新設するなど、対象を広げながら継続している。
「フェスタ」は町内4つの幼稚園・保育園から参加した園児約30人に、体育館で部員らがボールの投げ方や打ち方を教えたほか、ティーバッティングで守備がバックホームするまでに回った塁の数で得点を競う、ティーボールゲームなどを一緒に楽しんだ。
ゲームや硬球体験も
「交流会」はグラウンドで、町内の王寺コンドルと王寺ドンキーズの2チームの小学生選手を対象に、午前は4、5年生、午後は1~3年生がそれぞれ約40人ずつ参加した。部員とのキャッチボールやピッチングの練習などのほか、高学年は硬球を使ったバッティングなどの体験を、低学年はティーボールゲームなどを行った。
王寺工高の多井洋人主将(2年)は「1週間前から予行練習を行い本番に備えた。子どもたちと交流できて楽しいし、自分たちがたくさんのものをもらっていると感じている。自分は小学生の頃から野球をやっているが、これを機に野球をやってもらえたら何よりうれしい」と笑顔で話した。
硬球でのバッティングを体験=2月15日、王寺町本町3の王寺工業高校グラウンド
ティーボールゲームで対決=2月15日、王寺町本町3の王寺工業高校グラウンド
トスパッティングに挑戦する園児ら=2月2日、王寺町本町3の王寺工業高校体育館
2025年3月15日付・奈良新聞に掲載