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平和、国家繁栄を祈願 奈良・橿原神宮で「紀元祭」 崇敬者ら「紀元節」歌奉唱

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神前に供える御幣物を持参し内拝殿へと向かう勅使(左列前から3人目)=11日、橿原市久米町の橿原神宮

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 建国記念の日の11日、初代天皇の神武天皇を祭る奈良県橿原市久米町の橿原神宮(久保田昌孝宮司)で「紀元祭」が斎行された。日本では神武天皇が即位したとされる日(紀元節)を国の始まりとしており、崇敬者ら約3300人が参列。尺八の伴奏により「紀元節」の歌を奉唱し、建国の時代を想起しつつ世界平和や国家繁栄を祈願した。

 

 久保田宮司が祝詞を奏し、勅使(天皇陛下の名代)として宮内庁掌典唐橋在倫氏が祭文を奏上。その後、明治天皇の御製(天皇陛下のつくった詩歌など)である「橿原のとおつみおやの宮柱 たてそめしより国はうごかず(橿原の地で国の基礎をお築きになって以来、わが国は少しも揺るがないことだの意味)」から着想し作舞された「扇舞」の神楽を巫女(みこ)が舞い、シンガーソングライターの山口采希さんが「君が代」を独唱するなどした。

 

 祭典の最後には久保田宮司が「神武天皇は正しい心を養う精神と世界平和の理念をもってこの国を建てられた。お一人お一人がその思いを大切にしていただきたい」とあいさつした。

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