奈良市会ハラスメント調査、市長“物言い”で遅延 「懸念事項」伝達、議会は反発
奈良市議会が7日にも着手するはずだった「同市議会におけるハラスメントに関するアンケート調査」が、仲川元庸市長からの思わぬ“物言い”で、実施が10日以降にずれ込む事態となっている。調査は議会が「ハラスメントの防止に関する指針」を設けた2021年3月以降に、議員らが絡んだハラスメントなどの問題はなかったか把握するのが目的で、市長ら理事者側は対象になっていない。議会運営委員会が調査を決定したが、調査初日に突然、仲川市長が森岡弘之議長らに数点「懸念事項」を伝えてきたといい、作業が一時ストップ。議会はきょう10日幹事長会を開き、実施を再度確認すると見られるが「議会の決定事項に市長が口を挟んだ」と反発が広がっている。
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