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賛否の請願同時審議、市議案可決めど遠く 奈良市・佐保小学校建て替え予算案

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 奈良市議会の12月定例会が28日開会した。9月の議案否決を受け仲川元庸市長が再提出した市立佐保小学校(同市法蓮町)の建て替え事業費の上限を変更する補正予算案(債務負担行為)などの審議がいよいよ始まる。仲川市長は校舎建て替えの上限を63億3850万円から60億7250万円に圧縮。新校舎の開校も1年延期した27年4月とする案を示し、打開を図りたい考え。ただ、校舎建て替えの「前提条件」である市立鼓阪小学校(同市雑司町)との「再編統合」を巡って、地元住民らから出された「賛成」「反対」の二つの請願が同時並行で審議されることから、議案可決のめどは立っていないのが実情だ。

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