奈良県野迫川村のレッドゾーン内の避難所、安全な場所に移転へ 県の独自補助制度を活用

奈良県野迫川村は、県の補助制度を活用し、土砂災害警戒特別区域(レッドゾーン)にある避難所を移転することを決めた。同村の吉井善嗣村長が5日、県庁を訪れ、山下真知事に申請書を手渡した。県はレッドゾーンの避難所について順次、のり面対策工事を進めているが、完了まで時間がかかるため、新たな策として避難所自体を安全な場所に移してもらうための制度を設けた。県によると他の都道府県に同様の制度はなく、野迫川村が全国初の事例になるという。