【衆院選2024】奈良市が衆院選「小選挙区」ポスター掲示場の設置開始

15日公示、27日投開票の衆院議員選挙に向け、奈良市で10日、衆院選「小選挙区」のポスター掲示場の設置が始まった。7班体制で、12日までに市内593カ所の設置を完了させる。
同市二条大路南1丁目の市役所前でも、午前8時45分ごろから業者による掲示場設置の作業が始まり、10分程度で完成した。掲示場は2段4列8区画で、縦約90センチ、横約2・3メートルのABS発泡樹脂ボード。
奈良市は生駒市と共に小選挙区は「1区」だが、都祁地域(旧都祁村)は「2区」。設置される593の掲示場の内、都祁地域内には48カ所設置が予定されている。
作業を見守った小橋勇市選挙管理委員会事務局長は「思ったより急な解散総選挙で、いつも実施している『しみんだより』への掲載が間に合わず、駅頭でのティッシュ配りなど啓発活動の一部もできない可能性がある」と話す。
公示日には届くようにしていた「選挙通知書」(投票所入場券)も今回は配達が16~22日にずれるとして、市選管では同日から、JRや近鉄の奈良駅などにあるデジタルサイネージでお知らせを始めた。
選挙の「開票所」となる同市法蓮佐保山4丁目の市中央体育館(ロートアリーナ奈良)も今回は地元プロバスケチームの試合で使用できないため、11日には代替施設を確定させるとしている。